2011/08/15

野坂昭如 「火垂の墓」

終戦記念日だからというわけではないが、いらない本を片付けようとしてそういえば読んでなかったなと、読んだ。ちょっと独特の文体が読みにくくて何度か読もうとしてやめていたものだ。
かわいそうな話ではあるが、わたしは終始この作品に感情移入できなかった。経験がないせいもあるが、それだけではない。結局、こんな話を聞かされたら、「戦争は残酷だ、二度と戦争を起こしてはならない」としか言いようがなくなってしまう。

テレビなどでしゃべっている野坂さんは大好きだけど。